選挙結果|開票結果・開票速報と立候補者の情勢

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自民党総裁選挙2018の結果は勝敗以外にあり?阿部対石破の意味

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この記事では、2018年の自民党総裁選挙の結果が、その勝敗以外に意義ある結果を内包している、ということについて述べています。

2018年の自民党総裁選挙の投票日(投開票)は9月20日です。総裁選挙に立候補しているのは、安倍晋三首相と石破茂元幹事長の二人です。

国会議員票「405票」及び、党員・党友票「405票」の計「810票」を立候補した二人が争って、その当落の結果が判明に至ります。最終的な結果が判明するのは、20日午後2時20分頃の見込みです。

総裁選挙の結果に至る情勢としては、国会議員票の多くを阿部首相が獲得するのは必至であり、問題となるのは、党員・党友票「405票」の行方。読売新聞社による9月16日までの、党員・党友と確認済み1,675人からの電話調査によると、この段階で既に、阿部首相へが51%で石破元幹事長へは36%。阿部首相の連続3選は優勢であり、その後の情勢もこれに輪をかけるものとなっています。

党員調査

首相の連続3期目の当選が決まる見通しであり結果は明らかと思われますが、以降、勝敗の結果以外の総裁選の重要な?結果について触れてみたいと思います。

自民党総裁選挙2018の両陣営の総括について

阿部総理の総裁選勝利が見えている総裁選投票日の前日。安部・石破両陣営の参謀が総括するところの概要は以下のとおりです。

阿部陣営参謀の総括

北海道の地震による3日間の運動自粛は投票用紙の発送を遅らせたことで両陣営共、有利・不利は無かった。

首相が次の3年も任期を継続しようとしている理由はアベノミクスを安定させるため。頂上を目指して9合目まで来ても、ボールを離せば落ちてしまう。憲法改正も同様で、過去何十年としてきた改憲論議は、国会という土俵に上がって議論すべき。

首相は相手を気遣い、抑えるところは抑えながらもいきり立って党の分裂にならぬよう配慮してきた。

陣営の若手議員には、議員票に比例した党員票が取れると思ったら大間違いと言っている。

石破陣営参謀の総括

石破氏の地方創生とは、人材が地方にとどまってくれるようなあり方。アベノミクスには、地方の金融機関が低金利に苦しんだままという影の側面もあり、アベノミクスの副作用。

災害対応の3日間の自粛については、投票日も3日遅らすなどの配慮も欲しかった。

森友・加計学園問題などへの不信感は、国民の中に根雪のように残っている。党員・党友票の支持が広がりはその証左。自民党の中に、国民の不信・不満を吸収する動きがあることを示せれば、自民党のためにもなる。

総裁選の勝利はともかく、反省のある自民党、国民に寄りそう意思のある自民党のアピールとなったところに、石破氏の総裁選立候補への意義がある、というものですが、この点については、党員・党友がどこまで伸びるかにも関わってくるものと思われ、また、総裁選の結果として、この点が最も関心の寄せられるところでもありましょう。

自民党総裁選 かく戦えり

総裁選の勝敗の結果を前提とする自民党内の動き

阿部首相の総裁選における情勢は、国会議員票を手堅く固め、まさに首相優位・続投の状況が継続。このような中で、早くも総裁選後の内閣改造・党役員人事に注目が集まっているといいます。首相支持の派閥の幹部としては、派閥から一人でも多く閣僚にと、既に躍起になっているといいます。石破氏自身や石破派所属議員らへの報復人事すら、声が聞こえて来るといいます・・。

総裁選の結果判明後、党員・党友票の大きな伸びが石破陣営に見られた場合でも、阿部派の考えに変化は無いのでしょうか・・。

安倍首相3選なら内閣の顔ぶれは・・